【給料激減】80万円を自らに投資し激減した給料を倍以上に戻した女性の話
こんにちは
今日は僕が出会ったある女性について書きたいなと思います。このお話しをするには2010年〜2012年頃に時を戻さなければなりません
時を戻しましょう、戻しましょうや
忘れっぽい僕が、なぜ憶えているのかと言うとその頃はあの震災があったからこそハッキリ記憶しているからなんですね。
今回の主人公である当時23歳の嶋田さん(仮名)は新卒で入社し社会人初の1年目。
当時の僕が勤める会社は以前の以下のブログでも書かせて頂いた新宿に本社を置き800人程が在籍するベンチャー企業
イケイケ営業マンがゴロゴロいるような営業会社でした
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そのベンチャー企業で出会い、立場は当時僕が上司で嶋田さんは部下だったのですがいつもニコニコしていて愛嬌があり、何よりとても素直。また仕事面でも教えたことは即実行し、直ぐに自分のものにしてしまうようなとても優秀な女性でした
本当にこんな感じの雰囲気で、笑顔がとてもかわいらしい女性だったのですが、その会社の出会いがきっかけで、お付き合いさせて頂く事になり、一緒に暮らすこととなるのですがその会社は残念ながら倒産してしまいます
その後、入社したある保険代理店で嶋田さんから見ると、立場は僕が上司、もう1人の上司が以下のブログでも書かせて頂いた潰れてしまったベンチャー企業で出会った当時の僕のライバルで現在は友人の高沢(仮名)でした
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組織変更があり、高沢の直近の部下として彼女はその後働くこととなり、直ぐ横のシマ(横隣の座席一角)を僕も自分のグループを持たせて頂いているような部署で毎日営業に没頭する事になるのですが
高沢の教え方が何よりも上手だったのだと思います。
高沢の論理的な営業トークを嶋田さんは、乾いたスポンジが水を一気に吸い上げるようなスピードで吸収していき、あっという間に誰もが認める女性営業マンへと成長していきました
若手の女性で優秀な営業として活躍していたころ、営業を経験した事がある方ならご理解頂けるかと思うのですがある種のスランプが嶋田さんに訪れてしまい、ある月の給料が激減してしまった時があったんですね。
その激減した金額は手取りで10万円弱…
彼女がその給料明細を見た時のあの悲しそうかつ悔しそうな表情は今でも憶えているのですが、その激減した給料明細をみた後に彼女が放った一言が今でも忘れられません
パッと顔を上げ、彼女は自らに問い掛けるようにこう言いました。
「私は営業としてまだまだやっていく歳。この23歳の若い私がたかだかちょっと給料が下がったくらいでヒヨッてどうするの?まだまだこれからでしょ、私ならできる。私は絶対に負けない。」
部屋にいる時に僕は直ぐ横で聞いていたのですが、あの時の彼女の表情には少し怖さすら覚えたほど鬼気迫るものがありました
その後、彼女は空いた時間や休みの日に洋服やヒール、ブランド物のバックやアクセサリーなどを買い漁りわずか2〜3週間で使ったお金その額約80万円。
見かねた僕も、ちょっと使い過ぎじゃない?と思わず言ってしまったのですが彼女はいつものニコニコとした笑顔で「ちょっと使いすぎちゃった笑」と笑うばかり。
その新しく買った洋服やヒール、ブランド物のバックを身につけ、自らを「アゲ」わざと胸を張るように早歩きでカツカツとヒールを鳴らしながら会社に向かい営業に再度没頭することに。繰り返しますが、この時の彼女の年齢は23歳です
それから数ヶ月後…
嶋田さんは自らの努力でその激減した給料の倍以上を取り戻しました。
その後、更にその給料を好きな洋服やバック、本などを買い自らに更に投資しながらも、必要なFP資格取得(ファイナンシャルプランナー)等にもあて、自身を鼓舞しながら営業に没頭し、更に給料を上げて行く、という好循環のサイクルを作り上げていきました
この80万円が無駄かどうか、は人それぞれの価値観があると思います。
しかし、僕は断言したいのは、この80万円もの大金を自らに使ったのは消費ではなく投資だと僕は思います。あの状況下であれば、いくらでも言い訳や腐ることもできたはずです。
しかし、彼女は言い訳や愚痴は一切言わず今自分がやるべき仕事にひたすら前向きに取り組み、情熱的に仕事を行った結果、激減した給料のその倍以上が自らに跳ね返ってきた。この既成事実が存在する以上、あの80万円は消費ではなく投資だと僕は考えます。
(その後、なぜか僕も一緒に買い物に行き高価な買い物を沢山したという記憶もここにおかせてください…)
また、当時の上司が高沢であったこと、加えて僕も今でも尊敬している丸尾さん(仮名)含めとても優秀な営業マンが周りに沢山いたことも、影響があったのかも知れません
しかし、間違いなく言えるのはあの時の”意思決定をした瞬間の発言”は彼女が自ら選択しでた発言であり、同時にとんでもなく彼女自身が優秀だったからこそやり遂げることが出来た圧倒的な成果でした
”自分という商品に先に投資をする”
なぜなら、投資対効果が最も高いから。
この時の嶋田さんのエピソードは、営業職に携わっている方とお会いした際に飲みの席などでたまに話すこともあるのですが、皆一様に「本当ですか??すごいですねその女性。。」と同じようなリアクションが返ってくることから、やっぱり嶋田さんはとても優秀な女性だったのだなと思います
その後、嶋田さんとはお別れしてしまいますが誰かから地元の秋田県に帰ったと聞いた記憶があります。今でも、元気でいれば何よりです
あの時の”意思決定”をした瞬間の、鬼気迫る彼女の表情が今でも忘れられません
最後に、このブログの意図は決して「給料が下がったが、その状況で自らに80万円を使ったすごい話」ではなく、”意思決定”をすることの大切さ重要さです
もし”営業の神様”がいるのだとしたら、意思決定をしたあの瞬間に、「よっしゃこの子の給料上げたろかいっ!」と神様からのプレゼント(嶋田さんの給料が倍になる事)が確定していたのかも知れませんね笑
”意思決定”し、その意志を持った”魂の言葉”が”行動”となり、その行動の集大成が”結果”となって見事に表れた。
一切言い訳や愚痴を言わずに今の自分の仕事にひたすら前向きに情熱的に取り組むことの大切さを教えてくれた、あの時の嶋田さんにはとても感謝しています
今でもたまに思い出すあの時の思い出でした
最後までお読み頂きありがとうございました。
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